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ボランティアのみなさん、本当にご苦労さまでした。これまで以上に来場者、アーティストのみなさんに好評をいただきました。なかでも今回、ボランティアの“声”に不思議な感動を受けた、という感想を多くの方から寄せられました。ひとつは食とクラシックに参加していただいた明成高校のみなさんの呼び込み、もうひとつはコンサートホール担当のボランティアIさんの、特に3日目、午前中は出演したハープの早川りさこさんが午後には腱鞘炎のため出演できず、景山梨乃さんが代役となったことの説明がそれです。
いずれもマイクは使わず、生で、何度も一生懸命なアナウンスがなされていました。周囲にいる誰の耳にも届いているのですが、こうした時にありがちな音の暴力には決してならず、かえって来場された方をワクワク、ドキドキさせる活気を生み出していました。よく、コンサートではホールに入る前に期待感、昂揚感を醸成することの大切さが指摘されたりしますが、数多くのコンサートを同時開催するせんくらも同様です。ホールの外の輝く二つの声は、フェスティバルに欠かせない、熱っぽい、ライブな感覚を創り出す役割のひとつを担っていたのです。
大澤隆夫(運営委員長・仙台市市民文化事業団副理事長)
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