荒川洋(7)
2008-07-26


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第7回最終回

皆さんお元気ですか。フルートの荒川です。
昨日、仕事の合間をぬってヨーロッパの民謡「La ballade Nord-Irlandaise」をギター&ピアノのアレンジを頼まれていたので編曲しました。
すごいいい曲で、イタリアで歌われてポピュラーなソレアードのようにとてもなじみやすい曲でした。今度フルートとピアノにも手直しして演奏したいと思います。

たくさんの音楽家が出演するせんくら2008も出演するのが楽しみです。今回は青年文化会館でアンサンブル東風と早川りさこさん(ハープ)とモーツァルトのコンチェルトを共演するのも、とても楽しみしています。あと、作曲家&演奏家としてとても大好きなアーティスト寺嶋陸也さんとデュオをやります。彼と今年の始めに東京の旧奏楽堂で、安部幸明さんのフルートとピアノのためのソナタ第1番を共演したことがあり、是非これをせんくらでやりましょうということで盛り上がりました。僕は日本の戦中をくぐり抜けてきた昔の日本を知っている作曲家が大好きで、林光さんを始め、数多くの作品家の作品に出会ってきましたが、安部さんのフルートソナタは彼の代表作の一部で、とてもベートーヴェンのような構築美と、日本人の心をくすぐるような旋律がちりばめれられているのがとても素敵で、是非皆さんにも聴いてほしいと思いました。西洋の音楽に触れるからこそ、日本人の視点にたった音楽ってあると思うんですね。日本のシャンソン的な魅力にも触れてもらいたいし、なにより聴いている日本人が、コンパトリオット的な要素を発見できるような、それと西洋との異文化コミュニティをもっと全面にだしたプログラムってできないかなと思い、今回の寺嶋陸也さんとのデュオの時間はそういったことを考えてプログラミングしてみました。

皆さんもたくさんの演奏会を聞きにいかれると思います。是非僕の会もたちよって聴いてもらえれば嬉しいです。演奏会後にも差し入れも大歓迎です。

一週間おつきあいありがとうございました。

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